つばさの軌跡

京大卒。新卒の2018年春、鳥取県智頭町に移住し、社員2名の林業会社に就職。林業家を志す。働くこと、食べること、寝ること、話すこと、住むこと...。自分の人生の時間を分けることなく、暮らしの所作、その一つ一つに丁寧に向き合って、精一杯生き抜くことが目標。

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「ありのままでいい」なんて、簡単に言わないで

「ありのままでいいよ」

 

この言葉を、多くの人が聞いたことがあるのではないだろうか。

アナ雪で、すごく広まったとも思う。

 

悩んでいる人に対して、「ありのままのあなたが素敵」と声を掛ける。

変わりたいけど、変われない。

いくら変わろうと努力しても、進めない。

それを繰り返して、疲れてしまった人に対して、

「頑張っているだけであなたは素晴らしい」と言う。

 

ひとを勇気づける、優しい言葉だと思う一方で、

僕は、違和感を覚えることもある。

今日は、「ありのまま」の話について。

 

 

変わりたいから、努力してるんだ

 

悩んでいるひと。

葛藤しているひと。

行き詰まっているひと。

そういうひとの気持ちは、人並みにはわかると思ってる。

 

僕は、中学、高校の頃、人付き合いが苦手だった。

人となにを話したらいいかわからないし、

人にどうやって声を掛けたらいいかわからない。

仲間に入れてというのが怖くて、

いっしょにやろうと誘うのが苦手だった。

 

そんな僕でも、高校3年の夏、

「もっと人と関わらないとダメだ」と気づいたことがあり、

それから、それまでの自分を変えてきた。

 

実際、それは大変で、うまくいかないこともあるし、

すごくつらくなったこともある。

いまでも悩み事はいつも人間関係で、

全部投げ出したくなるときもある。

 

それでも、僕は変わりたかった。

弱い自分に勝ちたかった。

なんとかやり遂げたかった。

そう思って、努力していた。

 

だからこそ、僕は「ありのまま」なんかでいたくなかった。

だって、「ありのまま」の自分は好きじゃないから、

変わりたいと思っているのに。

「ありのままでいい」と言われると、

「変わりたい」っていう感情も、

否定されたような気がする。

勝てない自分を慰められた気がする。

そんな同情も、優しさも、いまは要らないのに。

いま、欲しいのは、変わるための方法だけなのに。

 

わかってる、矛盾していることぐらい。

「変わりたい」って感情も、すべて含めて「ありのまま」。

「ありのまま」は変わることを否定する言葉じゃない。

もっと気負わずに、悩まずに、生きていくことを後押しする言葉だ。

そのことも全部、わかってる。でも...。

 

そんなふたつの気持ちが、どうしても出てきてしまう。

言いたいこともわかるけれど、納得できることでもない。

そんな葛藤。

 

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僕は、あのときから、少しでも変われているのだろうか。

 

だからこそ、「ありのままでいい」っていう言葉は、

悩んでる人に、ちゃんと向き合った人しか使っちゃいけなくて、

「ありのまま」のその人を、少しでも知らない人なんかが、

使っちゃいけない言葉なのかもしれない。

「ありのまま」を変えたくて頑張ってるのに、

「変えられない自分」を慰められた気分になる。

そんな無責任な優しさはない。

 

 

そんなふうに、思うこともあるのです。

みなさんは、どう思いますか。

 

つばさ