「勉強しかしてこなかった」という人には、これを見てほしい【「逆学歴コンプレックス」なるもの②】
前回の【「逆学歴コンプレックス」なるもの】(↓)の続きです。
「勉強しかしてこなかった」という人へ。
とにかく、この動画を見てほしいです。
いや、実際は、みんなに見てほしいんです。
この方の言ってることは、あたたかくて、優しくて。
けれど、優しさだけでできている世の中じゃなくて。
そこには、人の弱さとか、変な社会の仕組みとか、そういうものがあって。
でも、そのなかで自分の気持ちに真っ直ぐ生きてきた人なんだなって思います。
勇気をもらいます。
Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo
そのなかで、心を握られた言葉。
(前略)
4:17
だから心配になって質問しました。いい会社ってなんだろう?って。
そしたら大人が教えてくれました。
安定していて、楽をしてお金をもらえるのがいい会社だと言われました。
僕は納得できませんでした。
なぜならば、勉強すればするほど能力が身につくはずです。
ところがせっかく身につけたその能力を、なるべく使わないで楽をするために勉強するんだって言われたんです。
そんなら勉強しなくていいんじゃないの?と思ってしまったんです。
(中略)
15:20
学問というものがあります。
僕らは学問を一生懸命学んできました。
では、学問っちゅうのは誰かに評価されるためのものだったんでしょうか?
とんでもない間違いですね。
学問っちゅうのは、社会の問題を解決するために人類が生み出したものなんです。
TEDx Talks「Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo」(Youtube)
今までしてきた勉強って、「なんの役に立つの?」って感覚だったと思うんです。
実際、社会に出た人も「大学での専門と違う仕事してる」って人も多いし、
「学歴あれば、就活有利だよね」なんて話はいくらでも聞く。
でも、違うんです。
僕らがしてきた勉強って、いい大学とか、いい会社に入るためのものなんかじゃなくて、
それは、これからの社会をつくるためのもの。これからの未来を拓くためのもの。
まだまだ蕾かもしれないけれど...
いい大学とか、いい会社とか、大人がそんな話をしてるから、
勉強がただ単に「いい子」かどうかの指標で、
ほんとにつまらないためのものって感じてしまって、
勉強が苦痛になったり、やってたことが馬鹿馬鹿しくなったりするんです。
でも本当は、勉強してきたからこそ、解決できる課題がある。考えられる視点がある。
そんな風に信じるようになれた。
いま、みんな、教育制度を変えなきゃって話をしてて、
なんだかその教育を受けてきた僕たちは、失敗したものとか、遅れてるものに感じてしまう。
けれど、そんなことはなくて、
真面目に勉強してきたことは、それだけ知識として蓄積されていて、
それを活かせる場所が、きっとある。
だからこそ、学歴の高い人たちこそ、課題のあるところにいってほしい。
安定した会社、という理由で、大手企業や公務員や金融にいってほしくない。
もちろん、課題のない場なんてないわけだけど、
漠然とでも、課題意識を持って、社会に出てほしい。
そんなふうに、まだ社会に出てない学生は思うのです。笑。
僕も口ばかりでなく、行動で示していけるように。
精進、精進。
つばさ
tsubasakato.blog@gmail.com