つばさの軌跡

京大卒。新卒の2018年春、鳥取県智頭町に移住し、社員2名の林業会社に就職。林業家を志す。働くこと、食べること、寝ること、話すこと、住むこと...。自分の人生の時間を分けることなく、暮らしの所作、その一つ一つに丁寧に向き合って、精一杯生き抜くことが目標。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

新しく始めたことを、続けるためには!

新しいこと、始めよう! と、心に決めたこと、誰でもあるでしょう。 決めたときは、すごく興奮してるのだけれども。 僕も、たくさんあります。 プログラミング、デザインの勉強、教員免許、日記。。。 まだまだいっぱいある気がします。 思い出しきれないく…

「人見知り」という予防線

僕は、初対面が苦手だ。 初めて誰かと会う前は、気が散って、集中できなくなる。 ひどいときは、腹を壊す。 自分がどう思われるかとか、 話が途切れたらどうしようとか、 おもしろくないって思われたくないとか。 そんなことを考えて、2年前まで、 初対面の…

「できること」をひとつずつ増やす

僕はまだ、何もできないのだと思う。 いや、正確には、何も提供できないのだと思う。 バイトやインターンで、 「あなたは何ができますか」という質問に、 答えられるひとはどれぐらいいるだろうか。 僕は、胸を張って答えられた試しがない。 なぜなら、この…

百点の空想よりも、十点の実物を

久しぶりに、本を読んで。 ※多少ネタバレあります。 何者 (新潮文庫) 「就活」がテーマだったけれど、 そこから広がって「大人になる」ことを、 改めて考えさせてくれた本です。 おもしろかった。 6人の大学3年生の夏から、 物語は就活を軸に展開していきま…

まず僕らは「理想のコミュニティ」を、捨てる必要があるかもしれない

最近、「人との繋がり」とか、 「コミュニティ」とかいう言葉を使わないようにしています。 人がどんどん、個人に、孤独になっていく一方で、 「人との繋がりが大事」だとか、 「コミュニティを取り戻そう」とか、 そういう方向も生まれてきているのだと思い…

僕の憧れるひと:山地酪農家・中洞正さん

経済合理性よりも、大切なことがある。 そう、信じています。 「お金がなきゃ、続かない」 「守るものがないから、そんなことが言える」 「夢だけじゃ食っていけない」 そんなことは、知っている。 二兎を追うことは、一兎を追うよりも難しい。 もう、言われ…

最終目標は、「むらづくり」

僕の最終目標は、「むらづくり」だ。 そう、最近思いました。 僕の志が、少しだけはっきりしました。 今日は、僕がいま描ける、未来像を。 -目次 「林業家」という職を、まずは身につける 林業、その先にあるもの 僕は、なんのために生きるのか ブログ「つば…

勇気をくれる人に、会ってきました

神奈川県の最西端、山北町へ行ってきました。 静岡と山梨の県境、約90%の土地が山岳地帯の山あいの町。 人に会ってきました。 志を持つ女の人がいるのです。 島崎薫さん。 僕と同年代ながら、 自分で牛を飼って、牧場を開くことを志しています。 放牧予定地…

原動力は、「出会い」と「感謝」

「行動力あるね」と言われることがあります。 僕のなかでは、まだまだ足りないのですが。 でも、いままでと比べたら、自分で動く頻度は増えたなぁと思います。 僕は、もともと、初めて誰かに会うのが好きじゃないというか、 知らない人との出会いにわくわく…

40歳になったとき、何を語れる大人でいたいですか

つばさです。 いろいろ書いてますが、 僕は、「将来こうなりたい!」っていうのがあまりない人です。 いま、自分の心惹かれるものに、引っ張られていこうと思っています。 けれど、自分がこれから何十年も働いたとき、 もっともっと大人になったとき、 どん…

「消費」しても、消えない

山口県は祝島という離島へ行ってきました。 港からフェリーで1時間半。 人口400人ほどが島の一角に住み、 海藻茂るきれいな海と、びわの多い森に囲まれる。 透き通る海。左上の茶色いのは、島をぐるりと囲むひじき。 そこかしこに、びわのなる木。 4泊5日。…

自分らしく生きずになにかを残したとしても、僕は満足できないと思う

前回、「自分らしく生きる覚悟」について書きました(↓) tsubasakato.hatenablog.com 今回は、その続き。 いつかは死ぬのに、なぜ生きるのか。 自分が死んでも、世界は変わらずに続くだろうに。 なぜこんなにも頑張るのか。 それは、多くのひとは、何かを残…

自分らしく生きる覚悟

「覚悟を持て」 僕と同世代のみんな。よく言われないでしょうか。 僕も、よく言われます。 この前、京都の久多という、いわゆる「限界集落」で、修行してきました。 ここで農業、狩猟、民宿など、いろいろやられている方のもとへ。 宿泊 - 蕎麦打ち おくで …

生きる「意味」とはなにか。「意味」の意味とはなにか。

とても心に残っている話があります。 一度しかお会いしたことないし、軽くお話を伺っただけ。 けれど、そのなかでお聞きした話は、なぜか僕の基盤をつくってる。 京都にある「サムライカフェ&バー 士心」のオーナー、浜村さんから伺った話。 それを僕なりの…

「農」は、職人だ

【「農業」と「農」は違うもの】という記事を書きました。 tsubasakato.hatenablog.com 予想以上に、共感の声をいただいて、励みになりました。 特に、本業で百姓されている方にも、良い記事だと言っていただけて、 それは自分の考えの自信になりました。 「…

「農業」と「農」は違うもの

「農業に興味あるんです」 と、いう同世代によく会う。というか、僕がそうだった。 だから、よく会うんだろう。 けれど、それは正確な表現じゃないと気づいた。 僕は「農」に興味がある。 「農業」には、そこまで興味がない。 「農業」と「農」、その違いは…